栗ヶ沢バプテスト教会 発行
Good News しらかば
Vol.22 2022年12月号
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牧師 木村 一充
「クリスマスを祝う」
牧師 木村一充
クリスマスとは、「キリストのミサ(礼拝)」という意味を持つラテン語の言葉です。ヨーロッパの教会では、イエス・キリストの生誕を祝う日を12月25日と定め、4世紀の末ごろまでには、ほぼすべての教会で、この日にクリスマスをお祝いするようになりました。
メシア(キリスト)がこの世界に来られるという約束は、旧約聖書の預言者の時代から広くユダヤの民に信じられていました。そのようなメシア(救い主)待望の中で登場したイエスというお方こそ、まことの救い主であると信じる信仰を言いあらわした書物が新約聖書です。
新約聖書の中の福音書では、クリスマスの出来事を二つの異なった言い方で表現しています。第一は「乙女マリアより生まれる」という言い方です。それは、キリストがマリアという具体的な母親を持つ一人の人間として、この世に誕生したということを伝えようとしています。そのことを、マタイ福音書とルカ福音書が書き記しています。
第二は「神が人となる」という言い方です。その人は「闇を照らす光」として、この世に神から遣わされた「神の独り子」であると言われます。そのように書くのは、ヨハネによる福音書です。
そのいずれにも、イエス・キリストこそ、この世界の救いのために神がお立てになったまことの救い主であることが言い表されています。今なお、貧困や差別、戦争や疫病の流行など、さまざまな問題が起きているこの世界で、平和の君であるイエス・キリストのご降誕をお祝いするクリスマスの礼拝を、ぜひ、わたしたちの教会で共にささげましょう。
=文字が重なって読めない時は再読込してください=
クリスマスの
この
ある
セント・ニコラウスは
クリスマスは、イエスさまの
クリスマスにサンタクロースが