栗ヶ沢バプテスト教会 発行
Good News しらかば
Vol.23 2023年4月号
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牧師 木村 一充
「イースターを祝う」
牧師 木村一充
イースターとは、イエス・キリストが十字架に架けられて死んだ金曜日からその日を含めて三日目に、死人の中から復活した出来事を記念してお祝いする教会のお祭りです。
クリスマスと違って、その日付は毎年変動します。それは、イエスの時代の西アジア諸国が太陰暦を使用していたため、月の満ち欠けによる暦に従って祭りを祝ったからです。具体的には、春分の日のあとの最初の満月の直後の日曜日がイースターとなります。ちなみに、今年は4月9日になります。
イースターという言葉は、春の女神(エオストレ)に由来すると言われます。春になり、冬眠していた動物たちが活動し始め、枯れていた植物も一斉に新しく芽吹くようになるという春らしいお祭りでもあります。
十字架上で死んだイエスは、その日のうちに墓に埋葬されました。翌日はユダヤの安息日であり、人々は遠くに外出することが禁じられていました。そこで安息日が明けた日曜日の早朝、マグダラのマリアがイエスの墓を訪れました。すると、墓の中は空っぽでした。呆然とするマリアに、復活したイエスが姿を現わし「マリアよ」と声をかけられたのです。
キリストは死者の中からよみがえられた!これが新約聖書の信仰告白です。
この永遠の命への信仰が、今も教会を支えているのです。